最近もっぱら自室にこもって漫画ばっかり読んでいます。
漫画って中毒みたいなもので読み出すとなかなか止められない割りに読み終わった後に心に残る作品って意外と少ない気がしますが、高校生の頃愛読していたBANANA FISHの原作者、吉田秋生の「海街diary」は数少ない心に残る作品のひとつです。
そんなにドラマチックな展開はないけれど、登場人物達の心の機微が丁寧に描かれています。
―真昼の月はずっとそこにあるのにただ気付いていないだけ―
今までの人生で何度その月を見落として来たんだろうと思うと同時に、2011年は「そこにあるもの」がきちんと見えるように、しっかりと心の眼を見開いて行きたいなといつになくまじめに思ったのでした。
今年もよろしくお願いいたします。